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もすけブログ

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2009年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年05月

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センチメンタルな気持ち

出会ってからたった3年と少し。
僕しか知らないMをずっと探してた。

人目を気にせず小さな声で歌を歌う仕草。
笑う時に少し肩をすくめる癖。
辛い物を食べるとすぐに汗ダクになる体質。
メールの文末に「。」を付けない性格。

色々と候補は挙がったけど。
そのどれもがきっと、僕以外の誰かも知ってるMなんだろうと思った。

結局一つも見つからなかったよ。
3年も一緒に居たのにな。

僕を頼ってくれない事や、僕の前で泣いてくれない事が寂しかった。
いつも笑ってるMが僕についてどう思っているのか。
僕はまるでMに必要とされていないんじゃないか。
そんな事ばかりを考えてはいつの間にか寝てしまってるような日々。
翌朝目が覚めると涙が出てたりした。

「ばいばい」
って言って手を振るのがいつもの交差点。
僕と別れて帰路についたらMはもう振り返らない。
その事を僕が知ってるって。
Mは知ってるかな。

僕がMに会って、Mを好きになったのは3年とちょっと前の冬。
僕の19歳の誕生日の、ほんの少し前だった。
だけど、Mにとっては違ったみたい。
Mが言うには小学生の頃既に出会っていたらしい。
僕が6年生の時にMと同じクラブだった、なんて。
そんな事僕は知らなかったよ。

「そのクラブの面子で今もはっきり覚えてるの、〇〇さんの事だけっスよ」

Mは嬉しそうに僕の事を「好き」って言ってくれた。
僕の大好きな造形の顔で。
満面の笑みで。
そんな事を言われたら……そりゃ好きになっちゃうよね。


後もう少ししたらたぶん。
この3年続いた感情も消えると思う。
実際今、殆どMに対する感情は薄くなってる。

やっと消えるんだな、って思うと嬉しくもあり。
だけどほんのりと寂しくもある。

本当に、自分でも「馬鹿じゃねぇの」って思うくらい好きだった。
Mの妹と自分が結婚して子供を産めば、Mの遺伝子と自分の遺伝子が……。
なんて事を真面目に考えたりもした。
自分でも引いちゃうくらいに好きだった。

次の恋はせめて、叶う可能性のある恋が良いなぁ。

……なんつってさ(笑)

おやすみなさい。

| 日記 | 04:09 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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