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2014.11.30 Sun
ゆっくりと進む、雲を眺める。
朝の、ひんやりとした空気が、息を吸うたびに、肺を、冷やした。
胸が痛む理由を、ずっと、考えてる。
好きになった人達と、一緒にいられれば。
こんなこと、考えることもなく、生きて、行けたんだろうか。
朝焼けに混じって、まだ消えない、マンションの廊下の明かりが好き。
薄モヤにかかっていても、でも、はっきりとそこに存在しているプリンスぺぺが好き。
どうせ一緒にいられないのに。
そう思ったら、書きかけのメールが、なんだかどうしようなく虚しくなって。
未送信ボックスに、溜まっているのは、そんなメールばっかりで。
「好きだよ」とか。
「会いたい」とか。
なんで、もっと、素直に言えたらいいのにね。
「嫌い」とか。
「会いたくない」とか。
そういうことは、平気で言えるのに。
ある日突然、君が死んでしまうのと。
ある日突然、君が結婚するのと。
どっちも、僕にとっては、おかしな話だけど、どっちも、同じくらい、辛いことなんだよ。
この気持ちを、分かってもらえないの、やっぱり、ちょっとだけ、辛い。
ゆっくりと進む、雲を眺める。
風向き一つで形を自由に変える雲に。
うっすらと、自分の未来を重ねる。
吐く息が白くて、冬が来たんだって、思った。
できることなら、あなたに、
「もう冬だね」って、言いたかったな。
そんなふうな瞬間がもし、あなたにもあるのだとしたら。
だとしたら、嬉しいな。
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2014.11.15 Sat
幸せになりたいだけなのに。
傷つけて、殺し合って。
こんな世界で、誰が一体、心から、昨日を今日だったものとして、泣けるだろうか。
ただ、ぬくもりの中で眠りたいだけなのに。
どうして自分から、冷たい水の中に、溶け込んでいくんだろう。
それを「誰かの為」と言い張ることで、精一杯の社会貢献だなんて、笑わせるよ。
自分の気持ちに嘘をついたら、それをやってしまったら、僕は、俺は、一体、何になってしまうんだろうって。
そんな日常で生きて、生きていって、誰も知らない悲しさを抱えて死んでいくってのは、どんだけ孤独なんだろうかな。
怖い。
ただ、怖い。
「見えない明日に怯えて、今を後悔したくねぇ」
あるアニメの台詞が、時々本気で勇気をくれたりする。
例え、この先俺が、人並みに幸せになれなかったとしても。
その未来に怯えて、大事なものと距離を置いてしまったら。
それこそ……。
痛みを伴わない、喜びが欲しい。
涙が流れない、愛を知りたい。
…………無理だよな。やっぱ。
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2014.11.09 Sun
11月から、レジから青果への異動があった。
今現在、レジは全く打ってなくて、ただひたすら、青果の社員として悪戦苦闘する日々。
16時間労働が当たり前の職場。
「そんなこともわからんのか」
「センスないなぁ」
「ばかなんちゃう?」
そう言われる度に、何度も、何度も、「すいません」って頭を下げた。
「教えてもらったこともないことをできるわけないじゃないですか。部下に仕事を教えるのもあなたの仕事なんじゃないですか?自分の職務怠慢を棚に上げて随分なものいいですね。そんなんだから入る社員全員辞めていくんじゃないですか?そんなことも気付ないあなたの方がよっぽどセンスがないと思いますけど、とりあえずスイマセンでした、同じ失敗は二度としません」
とでも言えれば、俺への風当たりも少しは軽くなるのかな、なんて思いながら、もう何十回も「辞めてしまおうか……」と思った。
うちに帰って。
なんとはなしに、今まで描いてきた絵を見返して。
わかんないけど、涙が出た。
諦めたくない夢がまだあることが、嬉しいような、悔しいような、悲しいような。
よくわからない、涙が出て、止まらなかった。
今の自分が情けなくて、誰にも必要とされていないようで。
絵を描いてた時は、それでもいつかって、奮い立つ気持ちがあったのに。
会社ではもう、そんな気持ちすらない。
そして、職場で辛い時にはいつも、Kさんの顔が思い浮かぶもんだから、たまらない。
かなわない夢ばかりが、俺の前には、立ちふさがる。
昨日。いつもと同じように、「辞めてしまおうか……」と思いながらせっせとやったこともない商品陳列を誰からも教えてもらうことなくこなしていた時に、ふと、思ったのは、俺ってのは、もしかしたら、ずっとずっと、誰かに助けてもらいたかったのかもしれないなと。そう思った。最近だって、上司に理不尽なことで怒られて、そんな時にいつもKさんの顔が思い浮かぶのは、Kさんにただ、助けてもらいたかったからなのかもしれない。俺の話を聞いて、「ひどいよね、ほんと。もすけくんは頑張ってるよ、えらいよ。」って。そう言って、頭を撫でてもらいたかったんだと思う。
なんだか本当にちっぽけだ。
期待をするから。どんな小さな期待でも、してしまうから。
それが辛くなる原因でさ。
「なんで誰も助けてくれないの」って、そんな期待するから、辛くなる。
初めから。
「頼れる人間なんていない。何もかも自分ひとりでやって然るべき」
と思いこんで生きてさえいれば、こんなことにはならなかったんだ、きっと。
Kさんが、俺の坊主頭を撫でてくれるたびに。
もう少し頑張ろうって、思う。
Kさんはきっと、俺以外に頼れる人がいる。
家に帰れば、奥さんもいるし。
いい人だから、社内にもいっぱい、頼れる人がいる。
それが少し、寂しい。Kさんにとっての、俺ってのが、一体なんなのかを知りたい。
期待するから辛くなる。
Kさんのことも、たぶんそうだ。
Kさんにとって、大事な存在になりたいけど。
それを期待するだけ、そうじゃないかもしれないと思ったとき、辛くなる。
その辛さがなきゃ、成長も出来んとは思うけど。
けど、その辛さを乗り越えて、乗り越えて行った先に、やっぱり俺には、何にも見えないんだよ。
強くなって、ほかの誰よりも強くなってさ。
ひとりでも生きていける強さを仮に手に入れたとして。
それで俺は、幸せなんかな。
俺が望む幸せを思えば思うほど。
現実感がなくて、「幸せになろう」とすら思わなくなる。
生きる目標も。
使命感もない。
ただ少し、「誰かに必要とされたい」って。
ただそれだけにすがりついて生きてる。
3年。
社員になった時に、決めたこと。
3年間は、辞めずに頑張る。
自分で決めたことだから。
それだけは貫くけど。
そっから先のことは、もう、本当に、今の会社でやっていける気がしない。
やっていきたいとも思わない。
ああ。
そういえばもう。
ずっとPS3を起動させていない。
俺の生き甲斐。
今日くらいは、ゲームしても、怒られんよね……。
頑張ろ。
| 日記
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