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女が嫌い

ゲイだからと言って。
何も「女が嫌い」という理由にはならない。
だけど僕は女が嫌い。

高校1年の頃、髪が長かった僕は女子の嘲笑の的だった。
「ニップル(女性の乳房)」というあだ名を付けられた。
授業中も後ろの女子がクスクスとうるさかった。

僕が髪を伸ばしたかったのはある人物への憧れ。
僕もその人のようになりたかったから。
ただそれだけ。

クスクス笑われる毎日に耐え切れなくなった僕は、
学校から帰宅するなりハサミで髪をバサバサと切り落とした。
翌日ハードワックスで髪を立てて登校したら、何も言われなくなった。

他人と違う事は、一般的にはそれだけで罪なんだ、きっと。

本当に胸糞が悪い。
オンリーワンなんて嘘っぱち。
綺麗事なんてうんざり。
理想論なら脳内でやっててくれ。


あれ以来、他人にクスクス言われる事は無かったのだけれど。
また最近クスクス言われ出した。
勘違いなんかじゃない。
確実に、俺の存在を意識して笑ってる奴等が居る。
豚みたいな体格の母親と、不細工な息子と、母に似て豚みたいな娘。
こちらを見て、コショコショ内緒話。
またこっちをみては、クスクスと笑いたてる。

いじめられた事ある人なら分かるだろうけど。
どこかで笑い声が聞こえると過敏に反応してしまう。
(俺の事笑ってるんだ)
っていう、自意識過剰な思考。
未だに消えない。
他人の嘲笑が怖くてたまらない。
相手が例えどんなにクズみたいな奴でも、トラウマ的に体が震える。
幼少期の体験っていうのは、本当に後引くよ。
分かる人にしか分からないだろうけど。

そしてそれは尋常ならざる劣等感をもたらす。
まるで自分が「えた」や「ひにん」のように感じてきて、
存在していてはいけないんじゃないかと思考する。
憎しみよりも、自殺願望が膨らむ。
外を歩く事さえ怖くて。
道行く人全てが自分を笑ってるんじゃないかと思う。
誰も俺なんか見て無いのに。

大袈裟だと思うでしょ。
そう思えたら幸せだよ。
どうかそのまま生きて欲しい。

俺を愛してくれる人が1人でも居たら。
そして俺もその人を愛せたら。
きっと怖いものなんて何も無いんだろうな。
誰に笑われたって「ご苦労様」って笑い飛ばせるんだろうな。

俺はずっと1人だから。
未だに他人が怖くてたまらない。
誰も守ってくれないから、自分で自分を守るしかない。

本当に生き辛い。

| 日記 | 03:06 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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