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もすけブログ

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ただ、生きるということ

息を呑むほど雄大な夕焼け空。
今まで生きてきた26年間が一瞬でフラッシュバックした。

昔を思うと何故かさみしい。
今の僕は、すべてが積み重なった結果のはずなのに。
今の僕は、何一つ持っていないような、そんな虚無感だけが残った。

働き詰めの毎日、すがれる何かを見つけることもできずに、いつか少しでも楽に生きられる日を夢見てる。
入社一年目なんて皆こんなもんだろ。
そう思えば頑張れるはずなのに。
一向に落ち着くことのない毎日に心が磨り減っていく。

休みの日だって、「やり残した何か」を探してはそわそわする。
レジ部の社員は自分ひとりだから、直属の上司っていうのもいない。
右も左もわからないまま、いつもひとりで戦ってる。
せめてもうひとり社員がいたら、お互いカバーし合いながらやっていけるのに。

なんて言ってたって始まらないから、分からないなりに必死こいて生きてる。
明日がせめて今日より良い日であればと。
それだけを希望に。

振り返れば、9年間勤めた店舗を離れて半年が経つ。
早いなと思う反面、本当に色々なことがあった。
先日も、社長も出席する飲み会があるということで、ビールを飲む練習なんかしてさ。
おかげで、付き合い程度には飲めるようになったビール。

この半年間で、「顔つきが変わった」と言われることが増えた。
そんな自覚はないから、いまいちピンと来ないのだけれど。
立ち振る舞いが少しずつ「バイト」のそれではなくなっているのだろうか。
それなら嬉しいな。

あとそう。
「すぐ辞めると思ってたから、ここまで残ってくれて驚いてる」
といろんな社員さんに言われる。
俺どんだけ脆弱な人間だと思われてたの。
でも、そうだね。辞めようと思ったことがあったのは事実だから、やっぱり脆弱なんだろうな。




本当に、色々変わっていく。
自分も、周りの景色も。
センチメンタルにそれらを眺めることもできない毎日だけど。
自分にはもしかしたらそれぐらいがちょうどいいのかもしれない。
俺なんかが人並みに生きれてるだけで、幸せなんだきっと。

でもそうだなぁ。
一個だけ、勘弁してほしいことがあって、店長や専務が「もすけ君の彼女をみつけよう計画」なるものを練るつもりらしくて。
それだけはもう本当に心からやめていただきたい。
あと、そういうお店に付き合いで行かなきゃいけない日が来たりするのかと思うと憂欝で仕方ない。

「ゲイではないけど女が嫌い」
という都合の良い設定にできないかな……。

そんなこんなで、今年の夏も少しずつ終わっていく。
嬉しいような寂しいような。

なにはともあれ。
生きていられるなら、なんでもいいか。

| 日記 | 20:13 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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