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2014年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年01月

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不幸ぶる

「幸せとは」

社長が、自慢気にそんな事を話しだした。
ゴミみたいな価値観に、苦笑いをすることもできず、僕はただ、無表情で、その話を聞いていた。



不幸ぶってでもいなきゃ。
こちとら劣等感で死にそうなんだよ。
幸せの意味とか、そんなこと、ガキの頃から、いやってほど考えて、考えて、考えて、考えて。
でも、未だに、幸せと、自分とが交わることがなくて。
50も中頃になって、人生の暇潰し程度に考えた「幸せの意味」を自慢気に話されてもさ。
むしろ笑えたよ。
ああ、そういうふうに、おめでたい人もいるんだ、って。
胸糞が悪くなった。

とか言いながら。
俺はといえば、自分の居場所すら見つけられなくてさ。
幸せそうな人達を見ては。



「もう、いいや」




って、そんな風に、空でも見上げないと、たぶん、涙が溢れてしょうがない。

前に進む意味も。
頑張る理由も。

本当にわからなくなる夜があるよ。





今日は、そんな夜。

帰り道、すれ違う人たち全てが、輝いて見えた。
羨ましくて、眩しくて。

「なんで自分だけ」って、不幸ぶって。
そんな風にして、家に帰って。

誰もいない部屋の、電気をつけて。
テーブルの上に置きっぱなしの朝食を片付けて。

テレビゲームでもやれば、さみしさもどっかへ行っちゃうんだけど。
不思議とこうして、ブログを書いたりするから。
多分、どっかで、誰かに、見ていて欲しいんだと思う。

こんな風に、見窄らしく、惨めたらしく、生きてるやつもいるんだって、それで、元気になる人がいればいい。
でも、たぶん、嫌な気持ちになる人も絶対いるだろうから。
それだけが、いつも、いつも、心苦しいというか、気がかりだったりもして。




すべてを終わらせることは、簡単なようで、難しい。
いろんなしがらみが、後ろ髪を引くから。

生きる理由なんて、そんなもん。
幸せの答えなんて、そんなもん。



おやすみなさい。

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