【雑記】きっと人と比べてしまうから、僕の幸福は相対的だった
僕は僕だと言いながら。
その実僕の始まりは他人だった。
僕はいつになれば僕になれて、僕はいつになれば僕と向き合えるだろう。
君のことが気になって仕方なかったのは。
僕が持っていないものを全部持っていたから。
僕が欲しくても手にれられなかったものを。
憎しみも友愛も悔恨も全部。
なくなってくれたら良いのに。
とどのつまりは向上心。
なまじそんなものがあるから辛いのだ。
…ほら見ろよ。
結局僕の全ては「他人」から始まる。
君はどうだろ。
君の怒りはどこから生まれて。
君の喜びはどこから生まれて。
君の悲しみはどこから生まれて――
ああそうだね。
そんなこときっと関係なくて。
目を閉じず。
耳も塞がず。
感覚さえも全開放で。
尚且つすべての人を知覚しつつ意識しない。
そんなことができれば解決だ。
僕の比較対象は僕でなくてはならない。
昨日の僕より、今日の僕が、少しでも、１ミリでも前に進めていたら。
それは、どこの誰が僕が願っても叶えられなかった全てを手に入れていようと、幸福だ。
ところで自殺を考えている君に言いたいんだけれど。
君の不幸は誰と比べて得た不幸かな？
できれば、この僕とくらべてくれないか？
不幸自慢は得意だから。
ゆくゆくは友だちになれたら嬉しいんだけどな。
そしてできたら、その不幸を僕にも分けて欲しい。
君の命は僕よりもよほどこの世界に相応しいと僕は思ってるよ。
まあ。
届きやしないんだろうけどさ。
それすらももうどうでもよくなって。
１人で笑えりゃ上等だ。
僕は僕と会話をして。
僕は僕と笑い合う。
僕は僕を叱って。
僕は僕を愛そう。
そうだな。
名前をつけないと。
ドラクエの主人公に名前をつけるような感覚で平気かな？
それなら、凄くいい名前がある。
誰も知らない僕だけの名前。
今日から君をそう呼ぼう。
さあ、幸せになってみようか。
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