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もすけブログ

ゲイイラストを中心に活動するもすけの本拠地。

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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隣に居るだけで良いなんて嘘だ

恋をしていた。
本当に大好きだった。

「ちょっとメガネかけさせて下さい♪」
って言われて、嬉しい気持ちを抑えてメガネを渡した事も

「今日俺ん家来ませんか?」
なんて言うから凄く期待して理由を聞くと
「家族が出払っちゃってて1人でご飯食べるの寂しいんス」
なんて可愛い事を言い出してきゅんきゅんした事も

意味もなくほっぺたを突ついてきた事も

不意に見つめあった時
「ドキドキするじゃないですか」
ってはにかんだ笑顔に俺もドキドキした事も

あんなに忘れたかったのに。
今は全部大事な思い出に感じる。

本当言うと、今もまだ、大好きなんだ。

ただの友達のように思えた時期もあったけど。

だけど今、どういう訳かあの子の事ばかりを考える。

買い物をしていても
インターネットをしていても
こうやって日記を書いてても

やっぱりどこかであの子について考えているし、
どこかにあの子の姿を探していたりして。

格好悪いなぁ、なんか。
いつまでも1人の人間を想い続けてる。

叶う訳ない理想をずっと追い続けてる。

「もしかしたらアイツも俺の事――」

なんて、何度思ったか知れないけど、
その度にちょっとずつ苦しい思いをして。

だけどそれでも好きなんだ。

格好悪い。



大晦日。
大学卒業を控えたMが「一緒に過ごしませんか」って言ってくれた。

「僕がバイトしてられる最後の大晦日なんで」

って言って、照れ臭そうに笑うMの誘いを

「う~ん。嫌だ」

と断ったのは照れ隠しで。
本当は泣きそうになるくらい嬉しかった。

「え~!一番ノッかって来そうな人に断られた!!」

っていう、期待通りの反応の後に

「嘘嘘(笑)、大晦日明けとくよ」

と、無事に大晦日の予定が決定した。

勿論、他のバイトの面子も誘って過ごすんだろうけど。
でも、それぐらいにMがバイトのつながりを想ってくれてたのが嬉しかった。



格好悪いけど。
それでもMが好きだといってくれる俺を。
ちょっとくらいなら好きになれそうな気がした。

| 日記 | 01:23 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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