2ntブログ

もすけブログ

ゲイイラストを中心に活動するもすけの本拠地。

2011年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年02月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

【追記あり】懸命に生きる 心が好きだよ

先日。
バイト先のお客様に、「夏目友人帳」という漫画を借りて読んでいるわけですが。

ええわ~……(しみじみ)

夏目友人帳のアニメは一通り見ていたんですけど。
なんか、いつも惜しいところで泣けなかったんですよ。
泣きそうにはなるけど、泣けないアニメ、っていう。

けど、漫画の方を読んだら、いとも容易く泣けました(笑)
や、アニメの方を一度見てるから、漫画読みながら勝手に脳内補正がかかってるんじゃないかなーって。
音楽とか、声とか。
それ+漫画のもつ独特の間と言いますか。
こちら側に委ねられてる尺を自由に妄想できるから、丁度いいといいますか……。
なんかよくわかんないですけど、兎に角泣けます。


mi-natume1.jpg



妖怪が見える人間の男の子「夏目」が主人公なんですけど。
「妖怪が見える」ということで、周りの人間にだいぶひどい扱いを受けて生きてきたらしく。

「そこに女の人がいるよ」

と妖怪を指差して言っても、周りの人間には見えないから。

「構って欲しいからそんな気味の悪い事を言うのか」

と蔑まれ。
結果的に、無口であまり人と関わらない人間になっていて。
関わったとしても、いつも愛想笑いで乗り切るような。
そんな風にして生きる夏目を見てると、なんかこう……まるで自分を見てるようで。

ゲイって人種も、わりかしそういったところがあるじゃないですか。
男の尻みて「くー!いいケツしてるわー!!」なんて言ってみても。
ノンケには気持ち悪がられて、「理解できない」「気持ち悪い」と突き放されて。
だから、必死に自分を隠して生きるんだけど――っていう葛藤。

それから、夏目以外にも妖怪が見える人が現れて。
その時の夏目の心情ってのがもう、自分以外のゲイの人に会った時の自分と殆ど一緒で(笑)

でも、「妖怪とも人間とも仲良くやっていきたい」っていう夏目と、
「妖怪はあくまで妖怪。人間とは違う。馴れ合う事はできない」って考えの人と。

劇中で
「同じものを見、同じものを感じる人とさえすれ違ってしまう」
っていう一文があるんですけど。
まさしくその通りだなぁって。

同じゲイだからって、必ず分かり合えるわけでもないし。
むしろ、中々分かり合えない事が分かって、「同じゲイとなんて出会わなきゃ良かった」なんて思ったりもして。

兎にも角にも。
夏目友人帳、おススメの作品です。
アニメも、漫画も。
1話完結が基本で、毎回しんみりさせてくれますよ。
そんで、温かい気持ちにさせてくれます。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
以下追記

アニメ版の第一話が無料で見れるので、良かったら是非。
ここからどうぞ!

「夏目友人帳 無料 動画」で検索かけると、
他にも無料で視聴できるところが容易に出てくるのですが……。
とりあえずは、GyaOを紹介しときます(笑)

| 漫画 | 01:45 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |