もすけブログ

先輩の誕生日を先輩のアパートで祝った。
近くのスーパーで買い物をして。
ピザを食べたり人生ゲームをしたり。
ハッピーバースデーの歌を皆で歌ったり。
久しぶりに食べたチョコレートケーキが美味しかったり。
夜も更けて酒を飲みながらお互いの近況報告をしたり。
相変わらずだなとか、変わったなとか。
気の許せる相手とのこういう時間は、本当にあっという間に過ぎて。
同い年の女の子を自転車の後ろに乗せて、家まで送った後で。
家に帰ってジョギングをしてから風呂に入って寝たのが数日前で。

バイト先の姉妹店に勤めてる男性。
少し小柄で、シュッとしていて、髪型も今時で、ワインが好物で。
すれ違いざまに時々挨拶を交わす程度の関係が、かれこれ数年続いていて。
その彼が、実は同級生で、小学５、６年の頃はクラスメイトのT君だったと知ったのが今日。
当時はぱんっぱんの丸顔で、お世辞にも格好良いとは言えない感じの、だけどやんちゃそうな子だったのに。
人は変わるもんだなぁ……なんて思いながら鼻をほじった。
多分でも、「T君だよね？俺俺、小学校同じクラスだったもすけ！」なんてフレンドリーに話しかける事はないだろうな。
変わらずすれ違いざまに挨拶を交わす関係でありたい。

バイト先に時々買い物に来る、幼馴染のUは工務店の息子でバリバリのガテン系で。
そのUに上記のTの話をしたら、少し驚いた様子で「うそ、マジで」と笑った。
その流れで「俺この前結婚したわ、嫌々だけど」と言うUに僕は「うそ、マジで」と笑った。

変わっていく景色の中で。
多分僕も変わっていく。
君が居ない世界なんてありえないと言いつつ。
君が居ない世界で笑ったり、泣いたり。
そのうち、心が空っぽになったり。
また、恋と呼べる気持ちに傷付いたり。
馬鹿馬鹿しい出来事の一つ一つに一喜一憂して。

今は大人しく、うっすら痛む喉にロキソニンを流し込もう。

痛み止めが、心にも効けばいいのに。