人を想う心は必ずしも等しく美しいものではないんだたぶん
君が言う。
「自分のことを好きになってくれる子なんていない」
僕は思う。
(俺がいるよ)
君が言う。
「愛されたい」
僕は思う。
(俺はこんなにも、愛しているよ)
心が。
勝手に他人に伝わらないものでよかった。
僕のこの感情は、あなたにとってはとても醜く汚らわしいものなのでしょうから。
携帯電話やパソコンの「共有」という機能にいつもビクビクしている。
自分の、見られたくない部分、隠したい心が、自分の知らない間に誰かに漏れやしないか、共有されやしないかと。
彼女を欲しがるあなたが。
どうしてかすごく寂しかった。
同じ人間なのに。
まるで別の生物のように感じて、悲しかった。
4月にしては肌寒い夜を、昔馴染みと過ごす土手。
彼女ができないあなたの話で静かに盛り上がる僕等。
僕に関しては皆「お前は別に彼女とかいらんのだろ?」という認識らしい。
彼氏は猛烈に欲しいが、言葉的には概ね間違ってはいないので「なんで分かったんすか」と笑った。
けど、そのまま自分が他人に無関心な人間だと思われるのはしゃくだったから。
「好きな人との子供なら、当然欲しいとは思いますよ」とだけ告げた。
告げたあとで、それが絶対にかなわないことだと思い出して、少し胸がチクリとした。
僕は。
あなたが彼女を欲しがったのが寂しかったんじゃない。
あなたが思い描く未来と。
僕が思い描く未来が、あまりにもかけ離れすぎていて。
それがただ、絶対に分かり合えない二つの生命のように感じて、寂しかったんだ。
眠そうな目で「サヨナラ」を言うあなたを引き止めることすらできずに。
名残惜しそうな素振りも見せずに言う僕の「さよなら」を、あなたはどのように思うのでしょうか。
心が。
勝手に他人に伝わらないものでよかった。
もし伝わってしまっていたらあなたは僕を軽蔑するのでしょうから。
「人を好き」という気持ちは等しく素晴らしいものだと考えているあなたにとって、僕の感情は、どうしようもない皮肉でしかないのでしょうから。
早く安らかな死が僕に訪れてくれたらと願う。
そして、神様の足元にあるニライカナイに、僕の魂を投げ捨ててくれたらいい。
おやすみなさい。
「自分のことを好きになってくれる子なんていない」
僕は思う。
(俺がいるよ)
君が言う。
「愛されたい」
僕は思う。
(俺はこんなにも、愛しているよ)
心が。
勝手に他人に伝わらないものでよかった。
僕のこの感情は、あなたにとってはとても醜く汚らわしいものなのでしょうから。
携帯電話やパソコンの「共有」という機能にいつもビクビクしている。
自分の、見られたくない部分、隠したい心が、自分の知らない間に誰かに漏れやしないか、共有されやしないかと。
彼女を欲しがるあなたが。
どうしてかすごく寂しかった。
同じ人間なのに。
まるで別の生物のように感じて、悲しかった。
4月にしては肌寒い夜を、昔馴染みと過ごす土手。
彼女ができないあなたの話で静かに盛り上がる僕等。
僕に関しては皆「お前は別に彼女とかいらんのだろ?」という認識らしい。
彼氏は猛烈に欲しいが、言葉的には概ね間違ってはいないので「なんで分かったんすか」と笑った。
けど、そのまま自分が他人に無関心な人間だと思われるのはしゃくだったから。
「好きな人との子供なら、当然欲しいとは思いますよ」とだけ告げた。
告げたあとで、それが絶対にかなわないことだと思い出して、少し胸がチクリとした。
僕は。
あなたが彼女を欲しがったのが寂しかったんじゃない。
あなたが思い描く未来と。
僕が思い描く未来が、あまりにもかけ離れすぎていて。
それがただ、絶対に分かり合えない二つの生命のように感じて、寂しかったんだ。
眠そうな目で「サヨナラ」を言うあなたを引き止めることすらできずに。
名残惜しそうな素振りも見せずに言う僕の「さよなら」を、あなたはどのように思うのでしょうか。
心が。
勝手に他人に伝わらないものでよかった。
もし伝わってしまっていたらあなたは僕を軽蔑するのでしょうから。
「人を好き」という気持ちは等しく素晴らしいものだと考えているあなたにとって、僕の感情は、どうしようもない皮肉でしかないのでしょうから。
早く安らかな死が僕に訪れてくれたらと願う。
そして、神様の足元にあるニライカナイに、僕の魂を投げ捨ててくれたらいい。
おやすみなさい。
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