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ゲイイラストを中心に活動するもすけの本拠地。

2014年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年07月

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独りの夜の寂しさを言い訳にしてみても

「長生きがしたい」

というあなたと。

「死にたくないから生きる」

という僕とでは、おそらくたぶん、決定的に何かが違うんだって。
それは例えば僕がゲイであることだとか、あなたがノンケであることだとか。
そういうことかもしれないし、もしかしたらもっと初源的なことなのかもしれないし。




あなたが酔っ払っていると知っていたから。
僕は少し、あなたに甘えたくなった。
そんな僕を、嫌な顔一つせずに抱きしめてくれて、ありがとう。

あなたの大事な人が運転する車を見送りながら。
あなたがくれた言葉を噛み締める。

ただ、生きているのが辛くなるようなそんな言葉でもあったし。
ただ、それだけで生きていける強さをくれるような言葉でもあった。

弟のように思ってくれているのなら、それだけでいい。

「あの時あの選択をしてなかったらもすけ君に会ってなかったと思うと、あの選択をしてよかったと思うよ」

どうして。
そんな優しい言葉をかけてくれるのだろう。

「もすけ君になら何されてもいいよ」

眠っているあなたにちょっかいを出す僕を、どうしていつも許してくれるんだろう。




「子供ができない」
と嘆くあなたに、どこかホッとしているこんな浅ましい僕なのに。




あなたに子供が出来たら。
多分、ちょっとさみしいけど、でも、心から喜べそうな気がする。
あなたはたぶん、痛みを知っている人だから。


そして僕がいつか、誰かに自分のことを話すとしたら。
たぶんきっと、あなただと思うから。





今日も、夜はさみしい。

一人だからさみしいんじゃない。


皆のそばに、誰かがいるから。
それが、さみしい。




真っ暗な空の下で、月の光すら届かない場所でうずくまれば。
そのまま闇に溶けて、消えてしまえたらいいのに。

| 日記 | 23:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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