もすけブログ

昨晩、選挙ばかりのテレビにウンザリしながらチャンネルを回していると、
ＮＨＫ教育だけ選挙じゃない番組を放送していました。

「永山則夫連続射殺事件」についてのドキュメント番組。
四人の男を射殺した男、永山の生涯について。

元々裕福な家庭に産まれず、酷く貧しい幼少時代を過ごした永山は
１９歳になると、アメリカ海軍基地から盗んだピストルで
４人の人間を射殺。
警察に捕まり死刑宣告をされる。

そんな彼が獄中で本を読んで哲学を知り
ノートに文章を綴り
そしてそれが本になって出版されて。
その本を読んだ女性（ミミ）と、
永山は奇しくも獄中結婚をする。

なんかね。
色々と思った。
死刑囚に恋をするってどんな気持ちだろう。
怖いよねきっと。
やりきれないと思う。
それなのに、ミミという人はずっと永山を支えたし、
ミミ自信もきっと、永山という男に支えられていたんだと思う。

永山は「もし社会復帰をしたら何がしたいか？」という問に
こんな答えを返したらしい。

「もし死刑にならなければ塾を開きたい。
その塾では何点を取ってもいいが、一番いい点数を取った子供が
最下位の子供を教えるような塾にしたい」

良い事を言うなと思った。
貧富の差を味わった彼だからこその言葉だなと思う。

永山は死刑を宣告されるも、後に無期懲役処分になる。
しかし再び死刑を宣告され、処刑をされた。

胸が痛みました。
４人の人間を殺したことはいけない事。
だけど永山は本の印税を被害者の遺族に送っている（受け取りを断られもした）し、
色々な本を読んで沢山の事を学んで。
ミミという人間のおかげで、人を信じることを知って。

これからだったんじゃないかと思った。
人を殺してしまったことで、だけどだからこそ知った事や考えた事もあっただろうし。
彼の償いとは、人殺しの経験から得た事や反省を人に伝えていく事だったんじゃ無いだろうかな。
人に殺されることが償いだったとはどうしても思えない。

なんだか納得できない結末だった。
許す事なんて出来ないのかも知れないけど……。
だけど殺された人は、酷い言い方かもしれないけど
死んでしまった人な訳で。
生きている永山という命を絶つという事は、
それは法とか正義とかそういった事以前に
永山のした「人殺し」と同じなんじゃないかと思うんだ。
被害者の、永山を許せない気持ちももっともでさ……。
なんかやっぱり難しい。

世界平和なんて絶対こない。
人が人を愛する限り絶対に。
誰かの不幸が誰かの幸せに繋がるし。
誰かの涙が誰かの笑顔を作る。

だけど。
それでもせめて「戦争」みたいに大きな戦いは怒らないでほしい。
「アイツが俺の恋人を寝取ったから、殴る！！」
みたいな。
そんな事でおさまってほしい。
殺すなよ。
人をさ。
殺したらお終いだよ。

だから、「殺人には死刑」っていうアレもどうかと思うんだ。
殺したらお終い。
どう見繕っても死刑は人殺し。
償いの方法はいくらでもある。
償えない事なんて無い。
だってそれは被害者や遺族のさじ加減だから。

でも、法がなきゃこの世界は無法地帯になるんだろうな。
人間ってもしかしたら動物以下なのかな。
仲間同士で殺しあう。
なんだか哀れだなぁ。

兎に角、選挙には一切興味関心の無いもすけでした。
そういうのは頭の良い人に任せます。
僕の分野じゃないです。
そもそも、選挙という形式がイマイチ不満だったりします。
選挙に行ってる人は何を信じてその党に投票するんだろう。
「僕は正義の味方ですよ！皆を守りますよ！」
って大声で叫んでる人のところに、普通いきますか。
俺だったら不参臭くて絶対行きたく無いです。
だったら
「俺には〇〇っていう野心があって、その過程で
偶然お前達を助ける事もあるかも知れないけど、
大きな期待はしないでくれよ」
とか言われた方が何か信頼できる。

書いてて「俺ガキかww」って可笑しくなっちゃいました(笑)
こんなだから投票になんて恥ずかしくていけないんです。

２０歳過ぎた人全員に選挙権があるのも不思議です。
選挙テストをすべきです。
それに合格できた人が、初めて選挙権を持つ。
そのテストはスゲー難しくて、
選挙に出馬する全ての党の全ての代表について、
１～１０まで知ってなきゃ合格できないような、
すげー難しい奴。
でも、それを合格するってことはそれぐらい政治に関心がある人で、
そういう人の意見（投票）にこそ価値があるんじゃないかなって。
その代わり、選挙権を持たない奴に政治に関してとやかく言う資格は無い、
みたいな。それが嫌なら頑張って政治を学んで、
選挙権を獲得しろ、みたいな。
……流石にそれはいきすぎか。

だけど妄信的に一つの党の事だけ知って、
後の党の事は気持ち程度しか知らない。
そんな票に果たして意味があんのかなぁ。

分かんないけど、
今回の記事が糞なげー事は分かる。
これは申し訳ない。

寝ます。