セミが怖い
夏を強く感じるから。
特に好きなのはカナカナ。
世に言うヒグラシってやつ。
小さい時、夏休みになって田舎に帰ると。
360度全方位からカナカナの大合唱。
縁側に寝転がって、うちわで顔を仰ぎながら、その声を聴くのが好きだった。
日が落ちてくる時間帯になると、どうしようもなく悲しくて、だけどとてもキレイな声だから。
悲しくても、なんだか不思議と、好きだった。
都会のセミは、なんだか可愛そう。
アスファルトに転がる死体を見てると、そう思う。
せめて土に還る事ができたのならばよかったのにね、と。
ちょっとだけ、しんみりする。
人間のものさしに、セミの命を当てはめて、感情移入してたんじゃ、世話ないやね。
セミから見たら、人間のほうがよっぽど可愛そうなのかもなぁ……。
って、こんな事を書こうと思ってたんじゃないんだよ。
本当はね、バイトを終えて家に帰ると、玄関のとこでセミがジジジ言いながらずーっと飛んでて。
俺はというと汗だくで、すぐにでも家に入ってシャワーを浴びたかったんだけど……。
セミが怖くて4~5分家の前をウロウロするはめになりました……。
それとは関係なしに、家の前でゴキブリ死んでたしね……。
なんだろう。
凄く不吉な感じ。
そろそろ俺死ぬんじゃね。
できるなら眠るように死にたいけど。
多分、阿呆みたいに苦しんで死ぬと思う。
わかんないけど。
そんな気がする。
おやすみなさい。
| 日記 | 05:33 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑
No title
虫は一生懸命生きてから、死ぬんです。
人間と違って……。
なので、不吉ってことはないです。
死ぬ前に苦しむのは、生きたいからですよ。
それに、気分が落ち込んだくらいじゃ、
人間は死にませんから、安心してください。
別に無理して前を向け、なんて言わないです。
ただ、生きてる人間が死について考えるのは、
その直前だけで十分だと思いますよ。
……以上の文章を読んだ後、
大声で「マジメかっ!?」とツッコむと、
ちょっと気分が楽になったり、ならなかったりw
| ツボやん | 2011/08/17 06:26 | URL | ≫ EDIT