もすけブログ

最近。
ゲームのムービーを見ていて。

「うおーーーかっけーー！！え！？俺が今からこのクソ格好良くて、クソ強そうな兄ちゃん動かすの！？ひゃっほい！！興奮が抑えられないですぞー！！」

ってな感じの若干気持ち悪いテンションでゲームを開始すると。

「お……え……あ……あれ？ちょ……この人あんまり強くなくない？痛い痛い！あれ、むしろ弱くね？斬ってんのに何で死なないのこの兵士！！うそ何これ……やられる！やられる！！」

なんてことがザラにあります。

正直、萎えます。
ムービーがゲームを食っちゃってるんですよ。
ムービーのようなアクションや、一撃で何でも切り裂いちゃうような斬撃を放ちたいのに。
兵士を倒すのに、何回も何回も斬らなきゃいけなかったり……。
何発も銃弾を浴びせなきゃいけなかったり……。
壁１つ壊せない主人公……。
壁ぐらい、五右衛門の斬鉄剣よろしく、スパスパ切りたい。

確かに。
ゲームにおいて、成長の要素は必要ですよ。
だけどそれは、あくまでＬＶ１の勇者が魔王を倒すために住んでる村を飛び出した場合……なんですよ。

――先の大戦において圧倒的ともいえる戦果を挙げ【血塗られた戦鬼】と恐れられた大剣使い――

なんていう、かっちょいい設定があるにもかかわらず、使ってみると「ＬＶ１」って、おかしくね！？
そこはＬｖ９９でよくね！？
俺が操作したいのは血塗られた戦鬼なんだよ！
これじゃあもう、大剣持ったただのオッサンじゃねーか！！
と思うのです。

だから……なんていうのかな。
絶対的な力を行使できるゲームをやりたい。
最強を堪能できるゲームとでもいうのだろうか。
でもまぁ……無いわなぁ。