自分の中に、もう一人いる。
不安で押しつぶされそうな夜に馬鹿みたいに負けそうになる。
あいつらに負けるのだけは嫌だって。
ただそれだけで生きてんのに。
それさえ無くなったら一体なにが残るんだよ。
正しく生きようとすればするほど自分が哀れでならなくて。
無意識に浮かんだ「どうして俺ばっかり」なんてダサい台詞に
白旗を振り上げて、いなくなってしまいたくなる。
生きてる虚しさをどうしたら感じずに済むのかを考えながら。
自分と同じ人間を探す毎日にはなんだか飽き飽きしてて。
そんな奴居やしねぇよって囁くもう一人の自分に少しだけ安堵する。
なりたい自分はいつだって自分の中にいる。
そんなヒーローみたいな言葉、信じたいなって思う純粋さに自嘲した帰り道。
ふと見上げた夜空に浮かんでたのは真っ黒いコウモリの群れ。
反響定位で自分と他の位置関係を把握するってのは。
存外人間にも通ずるものがあるような気がするなぁなんて思いながら、
だとしたら自分から音を出せない自分が孤独なのも頷ける話だと納得してしまった。
孤独だ何だという話はもう、この際どうだって良いとしても。
せめて自分自身くらいは自分で守れるようにならんといかんなぁと思うのだ。
他人を守り、他人に守られ生きていくってことが困難ならば。
選択肢は多分それに限られてくる。
寂しさを埋める為っていう、たったそれだけのことが「愛」だなんて。
たとえそれが一般的にいう真実だったとして、
どうしてもそうじゃないって思いたい自分を信じ続けるだけのくだらない人生だったとしても。
それでもそれが自分だっていうなら、それはきっと、本当なんだって思う。
あなたは今幸せかと尋ねられた時に「幸せです」と答えるのが自分のたった一つの夢。
でもそう答えられるようになってしまったら。
今までずっと一緒に生きてきた、もう一人の自分は、たぶん、死んでしまうんだろうと思うけど。
生きる意味とは?
そんなこと分かりきってんだろ。って、口を歪めるあんたが好きだよ。
ラクガキ。
(´ε` )ノシ
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